[ 2007年 05月 ] | ||||||||||||||
05月01日 (火) |
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さぁ、今日から5月。 散々なる日記だった3月、4月を乗り越えて気持ちを新たに再開といきたいのであります。 ぼくは、つい5日間前にほんとうにたくさんたくさんであった仕事もやっと一段落・・・正直ホッとした。 そして心と身体を休めるべく、外は五月晴れだろうが、ゴールデンウィークだろうが関係なく、ただひたすらこもり続けている。ほんとうに心安らぐ日々を緩やかに送っている。 なんせ、たぶん・・・昨年の11月以来、休みなく走れるだけ走り続けたという感じで、たいしたことはしてないのだけれど、ずーと現場現場の毎日だっただけに、最後の方はちとっ、つらかった。 といっても・・・その後4月末の4日間は、グジャグジャになった部屋を整理したり、グシャグシャになったパソコン内の大量のデーターを整理し保存したり、アナログ関係のかさばる写真たちを整理したり、グジャグシャになった領収書や書類を整理したり、これまで郵送できなかったものを出したり、メール返信できなかった1ヶ月分を少しずつ返信したり・・・ おかげでグジャグシャだった頭と心が静かに整理でき始めて久しぶりにまともな感じがしてきた。 やはり定期的な整理や休むことは必要不可欠であると強く思った、が休めない時は仕事が重なりあう時は何をさておいても撮ることが優先されるわけだから、休む時はとことんコモって休む。 しかしまた今日あたりから外界と連絡密になり次ぎなる仕事に向かっていく自分がいるのである。 しかしその分、1月、2月、3月、4月と続いた仕事は非常に充実していて、その充実感を感じるからこそ休むことなくここまでたどり着けたのだと思うのだ。 この休みで一区切りつけて、またSPITZに浜田省吾にスーダンに、またまたたくさん再開である。 3月、4月の日記更新できなかったその間もスーダンロシナンテスからの便りがあった。 川原先生はガターレフ州保険大臣の依頼で、シェリフサバラ村という村での診療を開始。 そこはこれまで訪れたどの村より環境が悪いそうでマラリア患者も多く、そしてもちろん診療所もない最悪の状態だったみたいで、川原燃える男は、この春・・・そこに挑んでいったらしい。 そして酋長さんとも仲良くなり驚くべきことに診療所と川原一行が泊まるグッディーヤ(スーダンのガターレフ地方独特の家・・スーダンページ参考にしてください。)を村人総出で作ったらしい。 その話を聞いたのは3月初旬・・・そんな姿を捉えたいと思ってみても僕は日本でツアー真っ最中。 仙台、広島、名古屋、大阪と渡り歩き、その狭間の時間も折り重なる仕事をずっとしていて・・・とても渡航できなかった。 それも音楽を中心とする僕の大切な仕事・・・しかし行きたかった。しかし音楽写真も僕にとって何より大切なこと。 だから次に渡航できるチャンスは、今年は9月末しかない。仕方がない。 だから牛歩のような歩みだけれど、視点をぶらすことなくじっくり腰を据えて取り組んでいこうと思うのである。 ある意味、ジャーナリスト専門のカメラマンが羨ましいと思う瞬間であった。 が、やはり僕にとっては音楽が最優先。ぼくの心は音楽で成り立っていると強く認識する春先であった。 そんななか嬉しいご報告・・・現地で必要なマラリア検査キット1万人分の支援が、この3月から始まった。 僕がスーダン行きを模索している時にご相談させていただいたJ'sファンデーション代表の佐藤さんが、スーダンの彼らの活動に共感してくれて、不慣れな僕が間に入って、現在最も必要とされているマラリア検査キットの支援が始まったというのが経緯である。改めてほんとうにありがとうございました。 J'sファンデーションは、浜田省吾さんが提唱して1999年に基金形式として活動を開始。 これまでも多くのライブ会場などで、地道に寄付を募ってきた。 そんな大切な寄付を1円たりとも無駄にしないよう努力させていただきたいと思う。 寄付していただいた方々・・・この場を借りて、ほんとうにありがとうございます。感謝感謝です。 J'sファンデーションは、これまでにアフガニスタンやブータン難民、数々の地震の被災地などにも確実な支援をしてきている。代表の佐藤さんの愛情豊かな一切ごまかしのない支援体制には頭が下がる。 ぜひサイトを訪問して活動内容を知っていただきたいと思う・・・http://shogo.r-s.co.jp/js.html 今回のマラリア検査キットとは、電気のない診療での誤診を防ぐ・・・マラリアは一見風邪に似た症状で、風邪なのにマラリアとして治療を行なうと身体の中にマラリアに対する耐性ができてしまい、本当にマラリアにかかった時に薬が効かなくなるというのを予め防止するという狙いがある。残念ながらマラリアには予防接種がないので適切な診察が最も必要なのだ。 そして現在先生が最も力を入れているシェリフサバラ村では、すでに多くのマラリア患者がいてこれからの雨期の最もマラリア患者が急増していく時期に最も適した支援。すでに現地でこのマラリア検査キットが大活躍しているとのこと・・・ほんとうに嬉しいかぎりだ。僕も実際に、また秋にスーダンに行って写真を撮影し報告したいと思っている。 |
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写真右が、マラリア検査キット。左の写真は、現地スーダンで、僕も実際に自分の身で体験するべく検査していただいている模様 ・・・針を刺して血を出すのだが情けないけれど痛かった。涙がチョチョギレルかと思った。この検査で熱帯熱マラリアと三日熱マラリアがわかる。 レートによって変わるけれど1検査分が大体250円くらい・・・普通は電子顕微鏡で診断していくが、電気のない場所では本当に大切な医療キット。 |
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05月02日 (水) |
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引き続き・・・今日も 一度向かい始めたら、このように連続して日記に向かえる。 ただまた自分の時間的範疇を越えるといつのまにやらここまでたどり着けない日々が始まる。だから書き綴ることが出来る時には書いておこう。 昨日書くのを忘れたけれど、今月のTOP写真も引き続きスーダンでの写真。 新緑の5月の清々しい空気とはまったく関係ない今月のページの色合い。しかし常に心の中にあるスーダンのこと。 写真は北スーダンに向かう途中に遭遇した1月のプチ砂嵐・・・春先からは首都ハルツームでも大規模な砂嵐が起きるらしい。その時には街全体すっぽりと砂の中に入り昼までもまったく先の見えない状態になるらしい。 僕としては何故か・・・こんな先の見えない道の情景が好きで思わずシャッターを切った。 川原先生は昨日になったけれど、1日に日本に久々に帰ってこられた。 これからまた1ヶ月と少し日本国内を講演や支援の挨拶やらで廻られる。 ぼくもスケジュール調整をして久々にお会いする予定。そして秋の渡航に関しての打ち合わせもする。 |
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05月10日 (木) |
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取り急ぎのお知らせ・・・ あさって5月12日土曜日の午後3時からクロスFMの「クロサタX」という番組に川原先生が生出演します。 「クロスFM」は九州のラジオ局、福岡では78.7MHzで聴けますので、ぜひ九州の方はチェックしてください。 それではまた・・・ |
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05月13日 (日) 深夜3:00UP |
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11日、12日は、福岡に行ってきた。 10日の日記でもお知らせしたとおり帰国している川原先生がラジオ番組に出演・・・それに対しての打ち合わせと立ち会いと再会の為に。 じっ、実は今回の出演は、スピッツデビュー時からお付き合いさせていただいている山本真理子さんがパーソナリティを務めるラジオ番組に出させていただいたという経緯なのであるよ。然るに声をかけた責任上と言うか、間を取らせていただいた責任上と言うか・・・ぼくも何故か? 福岡1泊2日という旅となった。 ほんとうに川原さんに久々に会えて嬉しかった。そしてロシナンテス日本本部の事務局長・海原さんとも再会でき、そしてそして1月僕がスーダン行っている時から、ボランティアで4月までスーダンで医療を川原さんとともにしていた女医の矢野和美さんとも久々に再会できた。ほんとうに嬉しかった。 ほんとうに遠いスーダン・・・少しずつ共有できる輪が広がっていることにありがたさをしみじみ感じた。 僕ができていることはほんとうに微力だけれど少しでもまずスーダンのこと、川原先生の活動・ロシナンテスのことを知っていただけるなら僕はやはりどこにでも行くのだという感じ。 で・・・なぜか? なぜか? あいだをとった立場上? 恥ずかしながら僕も来週の同じ時間帯の同じコーナーに出演してしまったのである。 19日(土)の午後3時からクロスFMの「クロサタX」・・・・恥ずかしいのである。 このことは内緒にしようと思っていたが、やはりスーダンのこともお話ししたし、写真のことや影響を受けてきた音楽のことも話してきたので・・・一応ご報告。。。もし聴かれる方がいれば・・・すいません。笑ってやってください。 しかし、やはり超恥ずかしいのである。これまでも何度か出させていただいたことはあるものの・・・とにかく恥ずかしいし自分の声にも落ち込むし、話すのにまとまりがないし、やっぱ僕は黙って写真を撮っているのが一番合っているとつくづく確信するのである。話すのは打ち上げやお酒がある場での仲間たちとに限るよね。不特定一般の方に話していくのは支離滅裂で恥ずかしい。文章なら間違えても書き直せるけれど、相手があって話していくのは本当にコンパクトに要約して伝わりやすくという感じで僕は支離滅裂である。ほんとうにその道のプロの人はすごいと尊敬する。 アー・・・恥ずかしい。しかし今回もこの事を通じて新しい出会いやいろいろな人にお会いできた。 そして終わったあと、みんなでたらふくお酒も飲んだ。焼酎一升瓶が2本あったという間に身体の中に・・・ 思いっきり酔っぱらったまま最終の飛行機で帰ってきた。 明日と言うか明けて今日は久々の浜田省吾さんのライブ撮影で神奈川県民へ・・・そして引き続きSPITZとの撮影も続く。 またまた仕事のうねりが始まった。 来週19日は、川原先生の地元・北九州で講演会が催される。お近くの方はぜひ彼の生の声で、彼の活動の熱情を聞いてほしいな。場所は北九州市八幡東区の国際村交流センター2F 17:00から 問合せ093-662-0055(タカダさん) |
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05月16日 (水) 深夜2:00UP |
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書きたい事が溜まっているのに・・・毎日が風のように過ぎていく。 怒濤の福岡の28時間滞在から、日曜日には浜田省吾・横浜ライブへ・・・ ほんとうに幸せな事だよね。全国を飛び回ってそれぞれの場で活躍している人を描きに出かけていく。 考えてみたら4月初旬の長野以来・・・また浜田省吾のところに帰ってきた。 堂々たる重厚感のロックサウンド。ほんとうにこんな場で過ごせていることに幸せを感じた。 54歳の堂々たるロック・・・歳取る事で憂いているのではなく、まだまだあくまで生命感溢れたステージ。 なかなかチケットは入手しにくいと思うけれど、ほんとうに多くの人に見て感じてもらいたい。 僕らの目指す大人感は、これまで培ってきた経験を大人として堂々と元気に伝えていく事。 可能性を限りなく広げてくれるライブ・・・ほんとうに素晴らしい。 そして次の日は、引き続きSPITZの撮影に・・・レコーディング真っ最中の彼らを尋ねた。 こうして毎日毎日、僕の好きな音楽や人たちの中で生きていける・・・何度でも言うが素晴らしい。 あっ、上の写真は左が12日(土)「クロサタX」出演の図、右は13日(日)浜田省吾・横浜の会場でのJ'sファンデーション募金活動の様子。 各地で、各場所で多くの人が・・・ぼくたちの何か大切なものに向かって動き活動している。 一人だけでは完結しない生きるということ・・・本当にたくさんの人の心と感性と行動が混ざりあって僕たちの目指す世界に向かって歩んでる。それを日々感じながら・・・。 明日も引き続きSPITZのもとへ・・・そしてまた川原先生と東京で会う。 何度でも何度でも・・・ 追伸・・・今日は、仕事を仕上げていた。もう15時間働いているがまだ終わらない。 その間にヒートウェーブの事務所の方から連絡が入った。 先日スローハンドで撮影した写真を彼の活動のアーティスト写真にしていただける事になった。 ほんとうに嬉しい・・・3月下旬のクルクルグジャグジャの中で撮影し、知り合った山口くん。 その後4月22日の彼らのライブにお伺いした。ここ1ヶ月は、彼らのアルバムを常に聴いてきた。 なにか僕にとって大切な感性が吸収できそうだと感じて・・・ とにかく彼らのライブを見て僕は衝撃を受けた。ほんとうに楽しい嬉しい夜だった。 このあたりの話はいずれゆっくりとまた書き記したい。 それではまた・・・ |
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05月28日 (月) |
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やはり、あっという間の月末。 ここのところは、4月までに比べてゆっくりできている。しかし怠け者の僕は頭がボーとしてくるのである。 先に書いた日記の翌日には秋のスーダン渡航が決まった。9月下旬から・・・より深い写真を目指して渡航する。 ここ最近嬉しかった事は、ユベントスがセリエAに復活したこと。 昨年のチームのゴタゴタに巻きこまれたユベントス・・・制裁としてスクデェット剥奪に、セリエBへの降格・・・しかもペナルティを付けられてのどん底からのスタート。僕の大好きなデルピエロ・・・そこにネドメド、イタリア代表の守護神・ブフォンも残留してくれた。ほんとうにたぶん年棒も環境も状況も最悪なところからのこの1年。 見事たった1年でセリエB優勝・・・そしてセリエAに帰ってくる。 ほんとうに嬉しいニュースだった・・・デルピエロ、ほんとうに素晴らしい選手である、そして大切なものが何であるかも教えてくれた。サッカー万歳である。 チャンピョンズリーグでは、ACミランの優勝。このチームも昨年のゴタゴタでユベントスほどではないにしろ制裁を受けたチームである。また年末に試合を見にいかねばである。 |
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