[ 2005年 12月 ]

12月01日 (木)   

今日は、当ホームページ「JUNJI NAITO PHOTOGRAPHS」開設 1周年です。パチッパチッパチッ!!
カウンターが55000を超え、本当に多くの方からアクセスしていただいたり、BBSに書き込んでいただいたり、
ほんとうにありがとうございます。

仕事上でも、このサイトを通じて新しい出会いがあったり、これまでの仕事仲間たちも新しい発見をたくさんしてくれたみたいで本当にこのサイトを始めてよかったと思っています。

ただ反省としては、あまり写真コンテンツの更新ができなかったということ・・・まぁ、少しずつをこれからもモットーに進んでいきますので、これからもどうぞよろしく。

今日はあわせて、昨年の今日にBBS第1号を書き込んでくれた親友の・・・奥さんの誕生日でもあります。
この場をかりて「まりちゃん、誕生日おめでとう・・・これからもぼくとコレステロール旦那をよろしく面倒見てねっ!!」
っと。

昨日までの浜田省吾、名古屋レインボーホール2DAYS・・・
ほんとうにすばらしいライブだった。月並みだけど本当にその言葉しか思い浮かばない。
3時間40分の長丁場のステージのなかで、いろいろな時、人生が巡っていって最後の一言は・・・すばらしい
を噛みしめるのみになる。そして充実感が身体の中に充満していく。
オーディエンスのみなさんも、そんな感じだと思うのだが・・・
ほんとうに浜田省吾というアーティストと同時代を生き、この音楽空間が共有できることの喜びに満ちあふれるのである。

そしてそして、また明日からはSPITZ沖縄公演で出発です。
沖縄(旧コザ)市民会館と那覇市の松下ダンスクラブでの公演。これまた本当に楽しみなのであります。
ぼくは向こうに友人がいるので、仕事が終わってもしばらく残って泡盛を飲みながら仕事のこと、未来のことを大いに語ってこようと思っています。

まだまだ現場、現場・・・現役、現役の毎日がつづく。
それでは、また行ってきます。

12月02日 (金)   

今は、那覇行きの機上・・・今日は、これから先、日記を書いてる時間がないと思うので、手っ取り早く書いておきます。
名古屋の夜は、ちょい飲み過ぎて昨日一杯気持ちわるいなか、現像所に行ったり準備したりしてて・・・もうしばらく、せめて今日は那覇に着いてもお酒は控えようと思ったのだが、羽田に着いたとたんにお腹がすいて、おもわずビールを飲んでしまった。昨日、あれほど飲むのは控えようと誓ったのに・・・・・。

それと、BBSへ書き込んでいただいている返事が出せずじまいなのですが、全部目を通しています。
ありがとうございました。

また書けるときに書きます。内容のない日記でおじゃる。すまんっ・・・

12月08日 (木)   

今日、沖縄から帰ってきた。

前半はSPITZと、そして5日からもやはり怒濤の毎日であっという間の今日になってしまった。
沖縄の楽しい旅日記はのちほどで・・・

そして明日は下田逸朗さんの撮影。来年からの新しいことの一つ。

ジャジヤーンッ!! 発表します。

雑誌名「スローハンド」 発売予定は来年2006年1月20日っ!!
この雑誌は1970年代から80年代に渡って発行していた「シンプジャーナル」の面々が、集まり大人の音楽のための大人が読める音楽誌を目指す。強力なスタッフのもと僕も全面的に参加します。第一回目の目玉は、

なっ、なんとっ!! 
ジャクソン・ブラウンだい。ロングインタビューだい。

これ聞いただけでもワクワクしてくるわけだよ。
我々が聴いてきた誇りある音楽を、洋楽邦楽とわず取り上げ、時に真剣に・・・時にユニークなかたちで伝えていく読み込める雑誌。みなさん本当に期待してください。そして予定通りに来年1月20日に出発できた暁には、みんなこぞって買っちくれっ!! ほんとうにすばらしいグッとくる雑誌を目指して明日から頑張ります。

そして、あさってはいよいよ浜田省吾ツアーファイナル2DAYS。これにも当然、全力の気持ちを込めて挑みたいと思います。

こんなことで、また落ち着くまで日記が書けない可能性があるので、今日も取り急ぎ記しておきます。
それにしても沖縄・・・たくさんの人と出会い、たくさん泡盛も飲み、たくさんのおいしいものも食べ、今後のギャラリーの話も大いに語り調査もしてきた。本当にすてきな人にまた出会った。
また行きますので待っててね。そしてありがとう。

僕は今日帰ってきて、昨日も朝方4時まで飲んでたので(沖縄滞在中は、毎日こんな状態だった・・昼も夜も)
相当疲れているのだが、また明日から撮影の毎日・・・
まだまだ僕は止まらない。止まれない・・・。
今日、帰る前も那覇市壷焼通り近辺をディープ・Nの案内で撮影。
沖縄でも代表するシーサーを撮っている僕なのでした。
ここでも、また7代目との素晴らしい出会いがあった。

そして今日はジョン・レノンの命日・・・合掌。
そして今日は真珠湾攻撃の日・・・亡くなられた方々にに合掌。

12月20日 (火)   

涙が滲んできた・・・。
感動が蓄積されて、しんしんとすがすがしく涙がにじんだ。

12月18日、トヨタカップ決勝リバプールFC VS サンパウロFCの試合後の表彰式を見ながら・・・。
その光景はクリスマスの聖夜のようで、自分のこの一年も振り返りながら、
「あー、これで今年も終わったなー」と清々しい気持ちになれた。

試合は、副審の3度にも渡るオフサイド(
2度目はゴールラインを割っていたらしい)の判定で納得いかないのだが、
3度目は未だに何がオフサイドなのか? わからない。
88分のギリギリでの劇的な同点ゴール!!  のはずが、むなしくオフサイドの判定。
おもわず、「バカヤロー、どこがオフサイドだよぉー」と叫んでしまった。
・・・でも、家に帰ってじっくりとビデオを見たら、やっぱ微妙にオフサイドだったかも。正確すぎる審判にも乾杯かな・・おおいにブーイングしたけど。

しかし、本当に素晴らしい試合だった。
ジェラードの90分通しての試合に対する集中力、そして技術。それを阻むサンパウロのGK・セニの気迫のプレー。
同じくサンパウロの右サイドのシシーニョも何度もあがり込んでくるスピードとガッツにもビビった。

試合全体も本当の真剣勝負の世界のレベルの高さを体験した。
ぼくは、海外で試合を見たことがない。
今年の夏も去年の夏も、ユベントス、バイエルンミュンヘン、マンチェスターユナイテッド、レアルマドリッドなどの日本巡業試合を見てきたが、スーパースターの片鱗のスーパープレイは見れるもののチーム全体、試合全体の緊張感はなく、いわゆるお祭りの一環の試合。
しかし今回のトヨタカップ決勝は、はじめての真剣勝負を体験した感じがした。リバプールが一点取られてからの怒濤の必死の攻撃・・21本にも及ぶシュート。
存分に楽しんだ。僕の大好きなモリエンテスとルイス・ガルシアが先発した。しかしモリエンテスはキレがなかった。
しかし、前試合で活躍したシセとクラウチは、ずっとベンチ。やっとクラウチが後半39分過ぎに出てきたが、タイミングが遅すぎた。
24日までに4試合こなさなければいけないリバプール、少しでも選手を休ませたいのチーム事情も感じた。

しかし、結果は結果。でも本当に素晴らしい試合だった。そんな試合が日本で毎年開催されているのは幸せだよね。
中2になった息子も目を輝かせていた。父冥利に尽きる。おれ、これから毎年トヨタカップに行く予感・・・。

・・・しかし、くやしい。ぼくの髪型は、前にもこの日記で触れたけど1970年代リバプールで活躍したケビン・キーガンから・・・・・似てないかもしれないけど。
それ以来のリバプールファンとしては悔しい。
ビートルズとともに少年に、音楽とサッカーで夢を与えてくれたリバプール。負けたけど感無量の決勝戦であった。
写真上は、試合終了ホイッスル直後の喜ぶサンパウロFCイレブン。そして画面右端が、がっくりとしゃがみ込むリバプールキャプテンのジェラード。
写真下は、試合後のセレモニーでの一コマ・・・この時、涙がにじんできた。真っ暗になった会場、スポットライトに映し出される喜びの瞬間。そして真っ暗の観客席から無数のフラッシュ。街で見る脅迫的な、どんなクリスマスツリーよりも美しかった。
そして僕は、浜田省吾埼玉アリーナ・ツアーファイナルの次の日も、そして次の日またまた次の日もずーと撮影をしていた。

いわゆる11月25日あたりから、ずーと20日間くらい連続で撮影していたもんだから、落ちついて浜田省吾のライブのことや沖縄でのことやら書いている暇がなく、撮影が一段落してすぐに15日と18日のトヨタカップに行き、16、17日は溜まりに溜まった写真の整理や書類整理に追われ、やっと仕上げていく入り口に立ったというところ。
これから年末にかけて大量の写真を仕上げていかなければならない。
今も写真の整理、仕上げをしながら久しぶりのこの日記に向かっているので、浜田省吾や沖縄のことについては多分来年にゆっくりと書き綴っていきたいと思う。
そして、「一年が終わったなー・・・怒濤の一年だったなー」と感じたわけだが
28日にはSPITZツアー2005のファイナルが待っている。それに向けても仕上げの作業をしなければならない。
そして28日は、今年最後の仕事にふさわしく想いっきり楽しんで写真を撮ろうと思っている12月19日明けて20日の真夜中の僕なのでした。
そして今日は、たぶんこのまま仕上げ作業で徹夜して、明日?・・今日20日の昼間は、久々に板倉さんとの作業も待っているのでした。

18日トヨタカップの帰り道の車の中で、ふとっ息子が「おとうさん、この一年よく働いたね。よくがばったね。」と言ってくれた。「おまえもよくがんばったな。勉強以外は・・・来年からは中3だから勉強も頑張れよ」と返した。

息子は、先の浜田省吾ツアーファイナルの11日に生まれて初めて浜田省吾のライブステージを見た。
まだ自分が忙しく、その時の感想も何も聞いてないのだけど、このツアーが始まってすぐに娘や息子たちに、この浜田省吾のステージを体験させたいと思った。そんなことも感じてくれていたのかもしれない。

ふとした真夜中の高速道路での会話・・・心のそこからしんしんと響いてくるような嬉しい一言だった。
自分は、この息子の父でよかった。父に選んでくれて生まれてきてくれたことに感謝した。
旅から旅への住所不定カメラマンという職業だけど・・・・・。

12月23日 (金)   

今は、23日午後・・・パソコンはフル稼働で働いている。
3台が同時にそれぞれの仕事で働いている。それぞれ指示を出してあげたから、ひたすら働いている。
部屋の中には、いろいろな仕事のプリントやらポジフィルムやらクレジットシールやら、CD-Rやら書類やらが散乱して、収集がつかないので・・あるよ。
アナログくんとデジタルちゃんが共存してて、なにがなんだかの状態・・あるよ。

世の中、聴くところによると今日から3連休・・・俺、それどころでない。

この溜まりに溜まった写真の数々をひとつずつひとつずつ仕上げていかなければ・・・
クリスマスも返上で、ひたすら働くぼくとパソコン。プリンター2台もフル稼働。

飲み助のぼくは、頭がフル稼働できない。
沖縄での毎日の楽しいお酒が懐かしい。 ・・・この峠を越えて沖縄の青い海にあったかなお陽さんっ

待ってろよっー!! おきなわっ!!      と少し日記を書いてみた。   ・・・気分転換なのだっ。

あっ、そういえば・・・スローハンド創刊号用の写真は昨日仕上げて、納品した。
無事に来年1月20日に創刊できるのかな? あとは編集の方々・デザイナーさん・・・がんばっておくれっ。

そして、無事創刊できた暁には飲もうなっ・・・祝い酒・・・飲もうなっ!!
皆さんもこぞって購買するように、丁重にお願い申し上げます。

今は明けて飲むことしか考えられないぼくなのです。当面のターゲットは12/28の高松だよなっ!!

それまで、がんばってみっかっ!!   トホホっ・・・。

12月24日 (土)   

終わらないのだ・・・いくらやっても終わらないのだ・・・・・。
昨日も、今日もわずかな睡眠で作業をしているのに終わらないのだ。
あー今日はイブ・・・・関係ないけどイブ・・・・・。
ということで、気分転換に写真でソバ食べよっと。
左上2枚の写真は、亀ソバ・・・生のシソの葉をドバっと入れて食す。うーん変にエスニック。
その右は首里ソバ。そして大東ソバ・・・いずれも那覇市のメジャーなソバ処。沖縄でのソバは必ずコーレーグース(島とうからしに泡盛を入れた香辛料)をいれること。味が劇的に変わって汁も麺もバツグンにうまくなる。
下の写真左は、壷屋で出会った7代目・・・出会ってすぐに、このフレンドリーな笑顔に惚れた。名前を聞いたけど忘れてしまった。すいません・・・もしこの日記を見ることがあったらメールをくださいです。すまんっ!!・・・だから今のところ7代目。その右は歌うシーサー・・・読谷のやちむん村に行けば会えるのだ。
最後は、お正月も近づいてきたことだし、おしとやかに・・・こんな生活がいい。 そそられる・・。

12月27日 (火)   

昨日26日は仕事をサボった。
18日のトヨタカップが終わって、それからずっと昼も夜も仕上げ作業を行なった。
まだ終わってないけど、サボった。

息抜きである・・・そして息子のサッカーの試合を観に行った。
仕事に追われ本当に久々の観戦・・・妙に感動した。
息子だけでなく、それぞれの子供たちの成長に・・・
ほとんどの子供たちは、よちよち歩き・・・そして小学生低学年のかわいい頃から知っている奴ら。
そのそれぞれの子供たちがサッカーを考えながら組織だってやろうとしている。
ボールだけ追いかけていた奴らが、それぞれのポジションで役割を習得しようと頑張っている。
・・・まだまだできてないことは沢山あるけれど、その成長を見ているだけで感動した。
監督が激しく怒る。真面目にまっすぐに受け止めている姿勢・・・うっすら涙を浮かべている。
・・・ふて腐れる奴もいる、それも真面目に取り組んでいる証拠。

また監督が怒る。何度も何度もそれを繰り返して少しずつ成長していく。

すばらしい光景だった。やはりスポーツやらなんでも一生懸命やることはすばらしい。
・・・・・ぼくはこの何年かで何を成長してきたのかな?
中学生になった子供たちの姿を見て、また自分の背筋を正した。
大人も子供も、まっすぐにそれぞれの場所でがんばる。それを見せあうことでお互いが成長していく。
自分のやっていることに誇りを持ってやる・・・そんなことがいい。

いい気分転換になった。
今日は年内最後の納品・・・来年に持ち越した納品もあるけれど、また年明けに作業を開始する。

そして、ぼくは明日28日スピッツツアー2005ファイナルで、高松に飛ぶ。
今年1月に始まったツアー・・・いろいろなシーンが蘇ってくる。いろんな会場で輝く目を見てきた。
メンバーも、そしてなによりその音楽を聴いて目を輝かせるお客さん。
その輝く瞬間があれば、どんなことでも乗り越えていける。
さぁ、子供に負けないように、ぼくも明日高松で目を輝かせながら、心躍りながら生きていることを実感するぞ。

誇りを、常に持った仕事を続けていこうと思う。
子供たちが、ひとつのボールを追いかけて作りだす物語を見て、強くそう思った。
今日は思わずもう一発っ!!

今日の午前中に上の日記をアップしたあと納品に出かけ、その帰り道に渋谷のタワーレコードに寄って迷わず購入。
21日に出ていたらしいのだが、やっと手に入れた。
そしてそのまま帰り道の車の中で、ガンガンに音量を上げて聴いた。
1枚は、写真右側のブルース・スプリングスティントリビュートアルバム。
さすがの全37曲2枚組の膨大なトリビュート・・・コステロもエリオット・マーフィーも知らない人もたくさん。
37アーティストそれぞれのスプリングスティンの曲が聴ける。これだけでも、当分楽しめそうだ。
そしてもう1枚は「BORN TO RUN」30周年BOX。
今回のCDは、本人が全面的に参加してデジタル・マスタリングしたもの。そのほか当時のライブ映像やレコーディングを記録した映像が4時間収録されている。今日、手に入れたものだから映像は旅に持っていって、ゆっくり見る事にして・・
何よりもが、30年の年月を経て「BORN TO RUN」というアルバムが、かなり本人が当初抱いてたイメージに近いかたちで音が完成されたという事。
30年前は当然レコードの時代・・・その当時でも正直、他と比べ良い音で仕上がっていなかった。
カッティングなのか? 何が原因かわからないが、全体の音が鈍かった。
それでも当時、そんな音がどうした、こうしたというより、このアルバムが出てきた奇跡のほうが圧倒的な存在感で輝いていた。音の鳴り、うねり、楽器のアンサンブル、当然詩も曲もボーカルの伸びも圧倒的な8ビートロックの誕生だった。
ビートルズもディランもストーンズもプレスリーも登場してきて15年あまり経っていたけれど、それらを全部ひっくるめて、またまた新しいロックが生まれた瞬間だった。

1975年に出たこのアルバムは、僕の人生をすべて変えた。
毎日このアルバムで始まり、他の音楽を聴いて、またこのアルバムで閉める毎日だった。
一字一句、一音一音ほんとうに聞きまくった。訳詞は受験勉強の問題集のように赤線やらマーキングだらけになった。
英詩も赤線でいっぱいになっていた。本当にこのアルバムには、決して学校や親から学べない事が詰まっていた。
アルバム全体が、一つの大きな物語で、人生で、1曲目から8曲目に至るすべてがつながり、すべてが詩も音もボーカルも、いろいろなイメージを少年に与えてくれた。
ジヤングルランドでは、悲しみや傷ついた心や希望や朝の光や暗闇や繊細な揺れる心や、情熱や・・・・・・・・
音によってすべてを見せてくれ、自由にイメージさせてくれた。
いまのぼくの心のベースにもなっているこのアルバム・・・30年経った今、ご褒美のように車の中で聞いた。
この30年生きたからこそ、この音に触れる事ができる。
それにしてもしあわせなことだ・・・リアルタイムで聞き続けて来れて30年後の46歳になっても、まだこのアルバムの心根は自分のなかに生きている。血にもなっている。
今では当たり前のようなロックの音だが、30年前では本当に奇跡の音だった。
このロックの音があったからこそ、ぼくもこれまで音楽フォトグラファーとしてやってきて、これからも辞めないんだと思う。
みなさんもぜひ、この良い音になったアルバムを手に入れて何千回、何万回聴いてほしい。
そこから見えてくる意思や物語や光があるから・・・・・。

ぼくは、これからもことある度に聴いていく。
まだまだ僕の人生は、このアルバム1枚で表現された物語・うねりに達していない。


P.S 1 今日買った2枚は、合わせて10,500円なり。安くはないけど、けっして高くはない。そして僕はこれまで何枚の「BORN TO RUN」というアルバムを買ったのだろう? 最初は当然レコード、擦り切れるほど聴きすぎてもう1枚。そしてCDが出始めて1枚。何年か前にCDで紙ジャケット使用で出て、やはりもう1枚。そして今回・・・もう勘弁してほしい。良い音になったことだし。
しかし、このBOXとトリビュート・アルバムのおかげで、嫌いな年末年始は楽しく過ごせそうでごじゃる。

P.S 2 もうひとつ・・・10月に出たジャクソン・ブラウンのニューアルバム。これも先日やっと手に入れて聴いた。
うぅぅぅー実に良いのだ。ソロアコースティックライブとは思えないほど音が良い。ギターがうまい。ピアノもなんとも良い音である。そこにあのボーカル。しびれるである。ほんとうに晴れた日の午後にゆったりと聴くと実に気持ちよく充足感が満ちあふれる。シーンとした真夜中・・・お酒を飲みながら聴く。部屋中にシーンと深く深く響いてくる。このアルバムも絶対おすすめっ!!

(余談・・・5月の日記でも触れたが、上の写真のSAXプレイヤーが、クラレンス・クレモンズ。NYでのライブステージ後、この人の流れる汗をかいた身体に抱きつき、その汗を僕は自分の身体に塗りたくった。これで勝手に兄弟っ!! 彼のDNAは僕の中で生き続けている。・・・このカッコイイ・グレートな黒人の人なのですよ。ヒッヒッヒッ・・・)

それでは今度こそ高松に、「行ってきまーす」。